Motorcycle

SUZUKI ミニタン vol.1

サイト復活記念!・・という訳ではないが何か上げておかないと格好もつかないのでとりあえず久々のポスト、


バイクに限った話しではないのだが、製品というものは面白いものでその性能に限らず製品そのものの総合的な出来が悪くないのにもかかわらずヒットしないどころか、人々に意識されず、記憶にさえほとんど残る事のない不遇な製品がある。

バイクレストア第2段と今回アップした SUZUKI OM50 もそんな製品のひとつで、結構70~80年代のバイクに詳しい人でも「ミニタン? マメタンじゃなくて?」なんて言葉が返ってきたりする少し寂しい存在だ。

SUZUKI OM50 ミニタン は1978年 頃?発売された。そのスタイルやスペックを一瞥すればすぐにわかる事だが、要するに YAMAHA ミニトレ の後追い車種と言えよう(以前の記事 のHONDA DAX を後追いした YAMAHA Bobby でもそうだが、どうしてこう斜め上のモノに私は興味が行ってしまうのか・・・)
スマッシュヒットとなったミニトレに比してBobby と同じくこちらミニタンもお世辞にも売れたとは言えなかった。実際この歳になるまで公道を走っている姿を見たこともほとんど無いに等しい(田舎だからかも知れないが)

 

しかし、個人的な好みは様々とは言えそのスタイルはそれまで SUZUKI の定番でもあったハスラーシリーズのデザインを上手く落とし込んだもので、アップフェンダーの躍動感と相まってミニサイズでありながらバランス的にも破綻の無い非常に出来の良いものであったし、エンジンスペック等でもライバル車であるミニトレに勝っても劣るものでは無かった。

にも関わらず、そして、どこがというものではないのに何となく漂う‘地味感’・・・
一体、この‘地味感’がどこから来るのか長年考えているのだが未だによく解らない・・ もって生まれた天性の‘地味性質’なのか?w
ひとつ思うのはやはりバイクの顔とも言えるGタンクのカラーデザインか?
私の中でSUZUKI カラーと言えばブルーであり、SUZUKI オフロードであればレモンイエローである。しかしミニタンはグリーン、それもソリッドの、濃いでもなく淡いでもなく真に中庸な、可も無ければ不可も無い主張の薄い色合い・・
自然に親しむオフ車にグリーンの組み合わせはある意味ナイスマッチングのはずなのに何かパンチに欠けてしまう感じ、平板なSUZUKIの文字ステッカーとの組み合わせがそれを助長しているのかも知れない(このデザインの好きな方には申し訳ない。私も別に嫌いな訳では無い)

同時期にラインナップされていたハスラー50(ミニタンとは実質的にタイヤサイズとシート周りの差位)の方はメタリックなライトグリーンに罫線を絡めたステッカーデザインでそれなりに売れていたようだから、ここら辺の与える第一印象がその盛衰を分けたような気がしてならないのだ。

 

とまぁ、出だしからロートーンで申し訳なかったが自分的には好きなバイク、機会があれば手に入れてみたかったOR50 ミニタンである。がんばって仕上げてみましょう。

いつもどおり某オク、見た目はボロボロ、エンジンもおそらくスカスカ、でも大きな欠品はあまり無さそう・・・で、1万円 ポチりました。近県出品だったので配送料が低かったのも良かった。
という事で、今後不定期ながらボチボチと上げていきたいと思っとります。m(__)m



 

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