Motorcycle

YAMAHA Bobby vol. 02

ともあれ分解である。レストアなんて大層に銘打ってみたが初めてである。専門的なツールも持っていないし
知識も無い。出来る事はたかが知れている。エンジン関係など迂闊にさわるとエライ事になりそうなので最初
から(バイク屋の)友人任せを予定しているほどへタレである。
となると自分に出来る事はとりもなおさず分解、そして美装・・ということになる。

で、とりあえず手掛けたのが以下のホイール、シート、チェーンカバーそしてエアクリまわりである。

予想はしていたがホイール内側のサビ具合、中々のものである。ワイヤーブラシどころか金タワシでガリガリ
やってもチョッとやそっとではどうにもならん、ドリルにブラシアタッチメントを付けギャンギャンやった後
リン酸系の錆取り剤に丸一日漬け込み後ペーパーで仕上げ塗装した。 友人に言わせるとまだまだマシな
方だそうで錆が酷すぎて合わせホイールが一体化してしまい割れない事も多いそうな・・

因みに塗装だがコンプレッサーだのスプレーガンだの持ってるわけもないので全て缶スプレーである。
プアマンズレストアラー・・
しかしどんな事でも勉強にはなるもので一口に缶スプレー(シルバー)と言ってもやはり値段なりにその品質
が違う事を知った。ホームセンターで[広告の品]で売ってる一番安い品はどうしても吹きつけの目も粗く塗り
上がりも所謂ギンギラギンでいかにも‘塗りました!’仕上がりになってしまうが、多少でも上値のものは目が細
かく光沢にも品が有って純正の状態に近い雰囲気となる。プアマンズとは言え値切れる箇所はおのずと限ら
れると言う事か・・


(左上:錆を取った状態  右上:防錆塗装を施して・・  下:シルバー&クリア塗装で仕上げ)

 

スポンジの劣化とオイルでバターを塗ったまま半年放置していたかのようなエアクリスポンジは剥ぎ取って洗浄
不織布性のスポンジを利用して製作、錆まみれのシートベースはまたもザリザリ錆を落として再塗装した。


シートそのものにも穴が開いていたので市販のシートカバーを裏当てて接着、穴開き部には貼りこんだ後、
ロックタイトの「黒ゴム接着剤」を塗りこみ整形した。 この「黒ゴム接着剤」、接着剤としての用途よりもラッカー
うすめ液で薄める事でひび割れたゴム部品の補修や部分的なダンパーやカバーリングに応用が利き後々まで
重宝する事になる。


見てくれはもうひとつだが、とりあえずは何とかなる。画像は被せただけ、張り込む前の状態

 

続いてステアリングまわり、フェンダーなどを分解美装を進めていくがハンドルの錆を落とす時、最初クリーム
クレンザーと台所用スポンジの背でこすっていたのだが、思いの外メッキそのものの程度が落ちていたようで
曇りガラス状態となってしまい、ピカールや超細目のコンパウンドでも修復出来ずオシャカとなってしまった。

結果的にハンドルについては市販品の類似形状のものを使うのだが、YAMAHA 部品検索で見るにボビー
のハンドルは既に廃盤だがチャピイのものがいまだに在庫有りそれが使えるのではないかと考えている。

画像ではわかりにくいが修復不可能な状態、メッキの修正は難しい・・

トップブリッジ

Fフェンダーとライトカバー、素人塗装らしくザ・ゆず肌

以降も分解は続く・・・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です