Motorcycle

SUZUKI ミニタン vol.3

1ヶ月半も放置ブログだったので前回のノリさえ思い起こせない
とりあえず これを書いている6月25日現在8〜9割方レストアは完了している。

ともあれ前回の終わりに書いていた錆々フロントフォークのごまかしレストアだがアンダーブラケットより下(ボトムケースにピストンする部分)に関しては Bobby の時と同じく全体に1000番のペーパーを軽くかけた後、特に錆びた箇所をひとつづつペーパーの端やカッターの先でカリカリしながら赤錆を落としパーツクリーナーで洗浄、シルバーの塗料を流し込んだ。近くで見ればすぐにわかってしまうが遠目にはわからない。まぁでもなるべく補修箇所を内側に向けるようにしようw。

 

アンダーブラケット〜トップブリッジ間の錆びが特に酷かったのだが、この部分は当然(フォークオイルの)オイル漏れには関係しないので上記と同じく防錆処理を施した後、上からステンレスの薄板(シート)で巻き込むことにした。
厚みは0.1mmのり付、初めに巻き付ける部分の上下幅、円周をキッチリ測りそのサイズに切り出してから作業を行う。円柱形にする前にひと工夫、買ってきたそのままではツルツルピカピカの鏡面仕上げなので やはり1000番のペーパーを軽く轢いてヘアラインを入れる。あまりしっかり入れすぎると悪目立ちしてしまうのでフォーク全体を見渡しながら軽く自然な感じで・・

巻きつける時にペコッと曲がってしまっては情けないので予め麺棒のようなもので押し流しゆっくりグルグルと円柱形に近づけてゆく。
出来上がったら巻きつけて完了だが、フォークにそのまま接着巻きで付けたのでは後々のフォーク脱着で難儀するので、予め同サイズの紙を2枚(1枚づつ二重に)フォークに巻いておき その上からステンレスシートを接着巻きつけする。
完了したらシートをずらし一番下の紙1枚のみ取り去る。これで紙1枚分のクリアランスをもった良い塩梅で脱着可能な錆隠しシート、そしてFフォークの完成。近くで見てもほぼ違和感を感じることはない。

 

前後のホイール、これまた汚れが酷いが幸いリム部分はピカールで念入りに磨いたらきれいになった。スポークの状態がお世辞にも良いとは言えないのだが、リアホイール用は手に入りそうだが フロント用は特注以外 手がなさそうだ。 全体のレストアが終わり走行試験を始めてから様子を見るか・・とりあえず1本づつ磨いては塗装しておいた。
(最近ではスポーク張りや調整の出来るバイク屋さんも減りつつあるとか・・)
古タイヤ、チューブを外し内側は予想通り真っ赤っか・・ 錆び落とし、防錆塗装っと

 

別に仕入れた中古Gタンクの防錆処理だが、ツレに任せておいたら穴開きで帰ってきてしまった、外見と違って内部の錆が酷かったのか後端部に2x3mm位の穴が開いている。
開いた部分は1ヶ所だったが近くも弱そうな感じがしたので穴は切り釘とメタルパテ+切り出し-叩き出ししたアルミ板で補修、弱そうな箇所2ヶ所は表面を処理後 メタルパテ+アルミ板を盛り付けた。
内部からのシーリング時には特に後端、下端を重点的に時間をかけて溜まるようにした。

 

vol.1 でも触れたミニタンの特徴のひとつ?かも知れないグリーンカラーだがコンプレッサーなど無い身、近似色を探し回ったがグリーン系のスプレーは本当に選び甲斐が無い。結果的に何とタミヤの TS-35 パークグリーン が極めて近い色調であることがわかった。模型用塗料ということで塗面の弱さを指摘される向きもあろうが、下地処理と重ね塗りをしっかりこなしウレタンクリアで上塗り仕上げすれば問題は起こりにくかろう。
塗装自体は素人の器量であることに違いないが、せめて丁寧にこなすことにしよう。

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